来週の株式は二層構造の分岐点: PEP/DAL 決算と SKHY 上場が cap-weight 崩れを裾野へ伝染させるか(2026-W28)
S&P500 の 200 日線上回り比率 S5TH は 65.87 と健全ゾーンにあり Dow は最高値 52,900.07 を更新したが、mega-cap は 1 ヶ月で NVDA -12.56%・MSFT -11.52% と全面安、Nasdaq100 は 3 営業日で -3.13% 下げた。健全な breadth と先頭株の崩れが同居する二層構造だ。先週はヘルスケア +5.21%・金融 +4.06% と半導体 -5.57%・テック -2.16% のセクター発散が鮮明。W28 は PEP・DAL 決算と SKHY 上場が、第1層(過熱先頭株)の崩れを第2層(裾野)へ伝染させるかを判定する。最大マクロ変数の米 6 月 CPI は 7/14(W29)に控える。
米株: 指数下落の裏で広がった市場、NFPと6/30配管で決まる続編(2026-W26)
SPX -1.95%・NDX -4.24% の指数下落の裏で breadth は拡大した。指数≠市場の地合いが来週の NFP・四半期末リバランス・ISM で続くかを主要キーレベルとともに読む。
AI 設備投資バブルは2000年ドットコムと何が違うか — 個別 PER・市場 CAPE・割引率の3つの目盛りで測る
AI 設備投資の過熱は「バブルか実需か」の二者択一ではなく、個別株 PER・市場 CAPE・割引率の3つの目盛りで測る問題だ。NVDA の予想 PER 21.93x は 2000 年ピークの Cisco(GAAP・pro-forma いずれでも3桁)と桁が違うが、その割安さは capex 継続と高い粗利率の維持を前提とした二重の条件付きだ。割引率は名目金利だけでなく株主資本コスト(名目 10 年債利回り+ERP)で捉え直し、循環取引と減価償却の前提まで含めて、崩れるなら払い手の FCF が先という時間差仮説を2000年ドットコムと比較検証する。
NDX +2.34% は地政学起点、半導体看板不在で二番手が押し上げた週(2026-W24)
NDX +2.34% のうち半導体 7 銘柄が 111.8% を説明するが NVDA・AVGO 寄与は合算 −0.025pp でほぼゼロ。SOXX +10.46% の大半が 6/11〜12 に集中し VIX が全戻し。米イラン和平による地政学プレミアム剥落、高デュレーション資産の割引率低下への集中反応。